腎臓内科 | うえはら内科クリニック | 大阪市旭区・関目高殿駅前

当院 腎臓内科の特徴

腎臓専門医(日本腎臓学会)

腎臓内科専門医として患者さんのご不安について精査・説明・治療を行います。
病院・専門施設での継続精査・入院治療が必要な場合は連携施設へご紹介します。

健康診断や病院での血液検査で腎機能(クレアチニン:Cr)を測定する機会は多くありますが、ご自身の腎臓の状態を把握されていますか?同じクレアチニン値でも、その後の進行速度は基礎疾患や病状により様々で、定期的な経過観察で良い場合もあれば積極的な治療が必要なこともあり、腎臓内科ではその判断を行います。

例えば高血圧・糖尿病の治療では、そられによる腎機能障害(腎硬化症・糖尿病性腎症・糖尿病性腎臓病)の進展を防止するために、蛋白尿・微量アルブミン尿の陰性を維持するような降圧治療・糖尿病治療が必要です。

慢性腎臓病ステージG3b期~G4期では、腎性貧血・高K血症・続発性副甲状腺機能亢進症・代謝性アシドーシスなどの腎臓内科特有の腎不全合併症を適切に管理することも大切になりますが、当院ではこれら全ての経過観察・治療が可能です。

透析専門医がいる腎臓内科

透析専門医として「将来、透析が必要と言われた」という患者さんの疑問・ご不安にもお答えします。

腎臓病治療の大きな目標は「透析導入の回避」ですが、ご病状によってはいずれ透析治療が必要になります。その場合の次なる目標は「透析導入後も体力を保ち、少しでも良い日常を送ること」だと考えています。そのためには、慢性腎臓病ステージG3b期~G5期において腎不全合併症の管理を地道に行うこと、透析導入が不可避と判断した場合は症状が大きく悪化する前に計画的に透析治療を開始することが大切です。

将来的な透析治療の可能性、腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)、腎代替療法開始後の公費制度(身体障害手帳・更生医療など)についてご説明し、今後どの段階でどのような対応をしていく必要があるか、その道筋をご説明し少しでも具体的なイメージを持って準備していただけるようにお話をします。

腎代替療法の準備・移行が必要になる段階まで、保存期末期腎不全患者さんの外来診療を行います。透析治療を選択される場合は、血液透析シャント手術・腹膜透析カテーテル留置手術が必要になる前に専門病院にご紹介します

循環器専門医がいる腎臓内科

慢性腎臓病(慢性腎不全)では脳卒中・心筋梗塞などの心血管合併症の発生率が高く、それによって病状が大きく変わることも多いため、腎臓病についての診療に加えて心血管合併症の予防・チェックも重要です。

循環器専門医として、心機能や動脈硬化の状態など合併症の評価も適宜行い、万一の合併症発現時には当院でも精査・診断を行い、必要時は連携施設へご紹介します。

心血管病を合併しておられる慢性腎不全患者さんでは、レントゲン・心電図・心エコー・頸動脈エコー検査などの心血管病の定期的な評価も当院で行い、循環器専門医・腎臓専門医の視点で循環器疾患に対する投薬も調整管理します。

院内検査体制の充実

尿検査だけでなく、腎機能・電解質・血液ガスなどの詳細な血液検査を院内で検査可能です。

腎不全の原因診断、および水腎症・尿管結石などの腎尿路系合併症の診断に必要な腹部エコー・腹部CT検査も院内で実施します。

心血管疾患の合併が疑われる場合も、院内で心電図検査・心エコー検査・血液検査(心筋マーカー・心不全マーカー)などを実施し診断を行います。

各総合病院の登録医

当院の登録医療機関
*上記以外の医療機関へのご紹介も可能です。

当院の近隣には診療体制が充実された腎臓内科が複数あります。
腎生検検査・急性血液浄化治療・腎代替療法の導入などの精査・治療が必要な場合は、専門施設へご紹介します(距離・名称順)。

大阪市立総合医療センター
 (車で2.8km、谷町線2駅、徒歩4分)
関西医科大学総合医療センター
 (車で3.0km、谷町線2駅、徒歩9分)
松下記念病院
 (車で4.1km、谷町線3駅+巡回バス)
大手前病院
 (車で4.8km、谷町線7駅、徒歩6分)
北野病院
 (車で4.8km、谷町線3駅、徒歩5分)

谷町線「関目高殿駅」ほぼ直結

腎臓内科を標榜するクリニックは他の内科系診療科と比べると少なく、ホームページをご覧になって遠方からご来院いただく患者さんもおられます。

地下鉄(Osaka Metro)谷町線「関目高殿駅」ほぼ直結(*)で、関目高殿駅は東梅田駅から地下鉄で約10分ですので、電車での通院も便利な立地です。

*同駅地上階行きエレベーターから約20mです。

当院を受診されることが多い症状

腎機能低下(クレアチニンが高い・eGFRが低い)を指摘された

クレアチニン(Cr)値(およびCr値から算出するeGFR値)は、採血検査時の状況により変動することがあるため、まず受診時点の腎機能を再評価して慢性腎臓病のステージ分類を行います。クレアチニン値は筋肉量などにより腎機能を過大評価・過小評価する場合もあるため、必要時はシスタチンC値も測定します。その際、過去の健診結果・検査結果(クレアチニン値・尿検査など)をお持ちいただけると大変参考になります

慢性腎臓病ステージG3期以上の腎機能低下がある場合は、薬剤歴・既往歴・基礎疾患、詳細な尿検査・血液検査・腹部エコー・腹部CT検査などで基礎疾患を診断し、将来的な腎機能低下速度を推定し、食事療法・投薬治療の必要性や、望ましい経過観察の期間を判断します。

尿検査異常(尿蛋白・尿潜血)

健康診断などで行う尿検査は、尿に浸した試験紙の色の変化から「-・±・1+・2+・3+」といった判定を行う「定性検査」です。尿蛋白・尿潜血が疑われる場合は定性検査での再検査に加えて、より詳細な尿検査を行います。

尿蛋白

生理的蛋白尿が疑われる場合は早朝第一尿での再検査を行います。

持続的な蛋白尿が疑われる場合は定量検査を行い、尿蛋白の程度を正確に診断します。より正確な方法は24時間蓄尿による1日尿蛋白量の測定ですが、外来初期診療では随時尿による尿蛋白・尿クレアチニン比から1日尿蛋白量の推定を行います。

持続的な尿蛋白は陰性化を目指す必要があるため基礎疾患の鑑別診断を進め、それに対する治療を行います。腎生検検査での診断が必要な場合は専門病院へご紹介します。

尿潜血

尿潜血は「腎臓の糸球体で尿を作る段階に由来するもの」「尿路(尿管~膀胱)を尿が通過する段階に由来するもの」に大別されます。

前者は糸球体腎炎によるもので、尿蛋白を伴う場合・尿沈渣から活動性の腎炎が疑われる場合・腎機能低下の進行が早い場合などは腎生検検査での精査が必要なため専門病院へご紹介します。腎生検検査が必要な段階ではない場合は、定期的に尿蛋白・腎機能などの経過観察を行います。

後者には、腎嚢胞出血・腎尿管結石・膀胱炎などの尿路感染症・尿管癌や膀胱癌など様々な原因がありますが、臨床経過や一般尿検査・尿沈渣検査、尿細胞診・腹部エコー、CT検査などで鑑別します。尿管癌や膀胱癌が疑われる場合は泌尿器科へご紹介します。

自覚的な尿の異常(尿が泡立つ・肉眼で分かる血尿など)

尿の泡立ちを自覚された場合、尿検査で尿蛋白・尿糖・尿路感染症などの鑑別を行います。患者さんが心配される中でも、実は異常がないことも多々ありますが、大切な自覚症状ですので気になられる場合は尿検査を受けに来てください。

肉眼的な血尿は泌尿器科的な血尿(尿管結石など)・尿路感染症(膀胱炎)・腎臓内科的な血尿(腎糸球体腎炎)に大別されます。泌尿器科?腎臓内科?と悩まれるかもしれませんが、悩む前にすぐ受診しやすい医療機関に受診してください。

排尿に伴う違和感(排尿時痛・残尿感など)

まず検尿検査を行い、尿白血球反応・尿亜硝酸反応の有無から、尿路に炎症および細菌感染が疑われるかどうかを検査します。(単純性)膀胱炎と考えられる場合は、抗生剤で外来治療を行います。

女性で多い(単純性)膀胱炎も、こじらせると急性腎盂腎炎を合併し、悪化すると入院治療が必要なこともありますので、我慢しすぎずに早めに治療することが大切です。

男性の尿路感染症は複雑性尿路感染症の場合が多いため、抗生剤治療だけではなく、泌尿器科への紹介も含めた原因精査を行います。

発熱や腰背部痛があって急性腎盂腎炎の合併が疑われる場合は、採血検査(白血球・CRP値)を確認します。さらに、尿管結石などを合併した複雑性尿路感染症が疑われる場合は、院内で腎機能(クレアチニン値)・腹部エコー・腹部CT検査などを行って診断し、緊急治療が必要な場合は病院泌尿器科等へ紹介します。

腰背部痛・尿管結石の症状

腎尿管結石の専門診療科は泌尿器科ですが、当院は腹部エコー・腹部CT検査で腎尿管結石の診断が可能なため、突然の腰背部痛・血尿など尿管結石の症状で受診される方も多くおられます。

水腎症を合併している場合、尿管結石が大きく泌尿器科での処置が必要な場合などは、泌尿器科へご紹介します。

水腎症の合併が無く、尿管結石が比較的小さくて自然排石が期待できる場合は投薬・外来治療を行いますが、経過中に水腎症や尿路感染症を合併しないかどうか慎重に経過を観察します。

腎臓内科を受診すべき症状

こんな症状はありませんか?

腎・泌尿器疾患の可能性がある症状です

  • 尿が泡立つ
  • 尿が褐色・黒っぽい
  • 尿が赤い
  • 尿が少ない、足がむくむ
  • 夜間頻尿
  • 歩くと息がきれる
  • 体がだるい、食欲がない
  • 排尿時痛、頻尿、残尿感
  • 片側の腰が痛い

腎臓内科を受診すべき検査異常

こんな異常を指摘されていませんか?

一度きちんと確認しましょう

  • 尿蛋白が陽性
  • 尿潜血が陽性
  • 腎機能が悪い
    クレアチニンが高い
    eGFRが低い
  • 血圧が高い
  • 血糖値が高い
  • 腎のう胞がある(多発)

腎臓疾患のおすすめサイト

インターネット、テレビ、雑誌、書籍には様々な医療情報が溢れ便利な反面、医学的根拠に乏しい情報や、あなたにとって有意義とは限らない情報もあると思います。

各学会のホームページに一般の方へ向けた解説ページがあるのをご存じですか?とても分かりやすいものもたくさんありますので、是非参考になさってください。

より信頼できる情報を収集し、わからないことは受診して相談しましょう。

*腎臓関連の指定難病(成人疾患の一例)
 全身性アミロイドーシス
 結節性多発動脈炎
 顕微鏡的多発血管炎
 多発血管炎性肉芽腫症
 全身性エリテマトーデス
 全身性強皮症
 シェーグレン症候群
 血栓性血小板減少性紫斑病
 IgA腎症
 多発性嚢胞腎
 サルコイドーシス
 急速進行性糸球体腎炎
 一次性ネフローゼ症候群
 一次性膜性増殖性糸球体腎炎
 紫斑病性腎炎

腎臓内科で行う検査

当院で実施可能な検査

尿検査にも様々な測定項目があります。

  • 尿定性検査
    尿蛋白・尿潜血・尿中白血球その他
  • 尿沈渣
  • 尿蛋白定量
  • 尿中微量アルブミン
  • 尿中電解質
  • 尿中Na排泄量(推定食塩摂取量)
  • 尿細管マーカー
  • 尿細胞診

下記の採血検査は必要時には、
院内機器で測定可能(15~20分で判明)

  • 腎機能(BUN、Cr)
  • 尿酸値(UA)
  • 電解質(Na,K,Cl)
  • 血液ガス(静脈血・動脈血)

糸球体腎炎(原発性・二次性)を
鑑別する検査も行います。

  • 免疫グロブリン
    IgG,IgA,IgM,IgG4
  • 血清補体価
  • 抗核抗体
  • リウマチ因子
  • その他、自己抗体
  • MPO/PR3-ANCA
  • 抗基底膜抗体
  • 血清免疫電気泳動
  • 尿中免疫電気泳動(BJP蛋白)
  • 血清アミロイドA蛋白 ...etc

CT検査も当院で実施し、放射線診断専門医が画像診断します。

  • 腹部超音波検査(腹部エコー)
  • 腹部CT検査

病院で受けていただく検査

  • 腎生検検査
  • 膠原病、自己免疫疾患の継続精査

連携病院、ご希望の病院へご紹介します。

*膀胱鏡検査など、泌尿器科での受診が必要な検査は、泌尿器科クリニック・病院へ紹介します。

地域連携登録医療機関一覧

*正式名称の五十音順に記載させていただいております。
*必要時は以下に記載させていただいていない医療機関への紹介も行います。

  • 大阪警察病院
  • 大阪市立総合医療センター
  • 大阪府済生会野江病院
  • 大手前病院
  • 関西医科大学附属病院
    関西医科大学総合医療センター
  • 北野病院
  • 松下記念病院

提携病院はこちら

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かかりつけ医を探されている方、お気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問い合わせください。06−6955−6666月火水金 9:00-12:30 / 15:30-19:00, 土 9:00-13:00(休診:木・日祝/土曜午後)

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腎臓専門医として継続診療します。

  • 高血圧症
  • 慢性腎臓病
  • 慢性腎不全・保存器末期腎不全
    *CKDステージ4~5の方も診療
    *透析治療は行っていません
  • 多発性嚢胞腎(ADPKD)
  • 慢性腎炎症候群・ネフローゼ症候群
  • 急性腎炎症候群

診療時間・アクセス

診療時間

consultation hours

診療時間

午前 09:00〜12:30(12:00受付終了
午後 15:30〜19:00(18:30受付終了
土曜 09:00〜13:00(12:30受付終了

休診日木曜日土曜日午後、日・祝日

待合室は診療開始10分前に開錠

電話対応時間

平日 8:50~12:30/15:20~19:00
土曜 8:50~13:00
*木曜日は休診です

電話対応は診療開始10分前から

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大阪府大阪市旭区高殿4-22-34  1階

Osaka Metro 谷町線 関目高殿駅 北西スグ
地上階行きエレベータ地上出口前スグ

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初診の方は事前予約をお勧めします。

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