「コレステロールが高いけれど、症状がないから薬は飲みたくない」そう考えておられませんか?そもそも、高脂血症に症状はありません。
循環器内科医として胸痛で救急搬送された患者さんの心臓カテーテル治療を行った後、止血処置をしながら病歴を確認するためにお話をしていると、
「コレステロールはずっと高かったけど、毎年健診は受けていたし...」
「血圧は高めでしたが...」
「薬を飲んでおいたらよかったかな...」
とおっしゃる方が多くおられました。
症状がないからと考えるお気持ちもよくわかりますが、できれば重い後遺症を残す病気を合併される前に治療を始めたいものです。
統計的に心血管疾患の危険性が高いと思われる方では治療を開始するようにお勧めします。
頚動脈エコーを始め、動脈硬化の評価、心血管合併症の評価も大切です。
合併症を評価する検査
心血管合併症、動脈硬化の検査
- 頭部CT
- 頭部MRI(連携施設)
- 大血管単純CT
- 頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)
- 心臓超音波検査(心エコー)
- 脈波図(CAVI-ABI検査)
- 心電図検査、24時間心電図検査