循環器内科 | うえはら内科クリニック | 大阪市旭区・関目高殿駅前
当院 循環器内科の特徴
循環器専門医(日本循環器学会)
循環器専門医として患者さんのご不安について精査・説明・治療を行います。
病院・専門施設での継続精査・入院治療が必要な場合は連携施設へご紹介します。
腎臓専門医がいる循環器内科
循環器疾患をお持ちの患者さんの中には、高血圧症による腎硬化症や糖尿病による糖尿病性腎症・糖尿病性腎臓病による腎機能障害がありる方も多くおられます。
循環器疾患の投薬管理だけでなく、腎臓専門医として慢性腎臓病の経過観察・治療も行い、腎機能に配慮した投薬治療を行います。
院内検査体制の充実
心電図検査の他、ホルター心電図・心エコー・頸動脈エコー・簡易PSG検査なども行います
大動脈疾患の鑑別が必要な場合は、CT検査も当院で実施します。
心不全マーカー(BNP)・心筋マーカー(トロポニン)・血栓マーカー(D-dimer)・腎機能・CK値などの血液検査も院内で実施可能です。
心不全患者さんの通院治療では当日に胸部レントゲン・心エコー・腎機能・BNP値などを確認して投薬調整を行います。
各総合病院の登録医
当院の登録医療機関
*上記以外の医療機関へのご紹介も可能です。
当院の近隣には診療体制が充実された腎臓内科が複数あります。
虚血性心疾患の精査治療(運動負荷心電図・冠動脈CT・心臓カテーテル検査・治療)、不整脈の精査治療(電気生理学的検査・カテーテルアブレーション)、心筋疾患の精査(心筋生検・心臓MRI)などの精査・治療、心臓外科手術(大動脈瘤・大動脈解離・心臓弁膜症など)が必要な場合は、専門施設へご紹介します(距離・名称順)。
・大阪府済生会野江病院
(車で1.9km)
・大阪市立総合医療センター
(車で2.8km、谷町線2駅、徒歩4分)
・関西医科大学総合医療センター
(車で3.0km、谷町線2駅、徒歩9分)
・松下記念病院
(車で4.1km、谷町線3駅+巡回バス)
・大手前病院
(車で4.8km、谷町線7駅、徒歩6分)
・北野病院
(車で4.8km、谷町線3駅、徒歩5分)
谷町線「関目高殿駅」ほぼ直結
地下鉄(Osaka Metro)谷町線「関目高殿駅」ほぼ直結(*)で、関目高殿駅は東梅田駅から地下鉄で約10分ですので、電車での通院も便利な立地です。
*同駅地上階行きエレベーターから約20mです。
当院を受診されることが多い症状
血圧が高い(高血圧症)
高血圧で受診された場合は降圧剤を処方する前に、生活習慣で改善できるところがないか、内分泌疾患などによる二次性高血圧症の可能性がないか、動脈硬化度の評価、心臓への影響(心臓肥大や心機能低下)・腎臓への影響(蛋白尿や腎機能低下)が出ていないかを確認していきます。
運動や減量・食生活の改善(塩分制限)で改善する場合もあり、特に塩分制限は大切です。尿検査で食塩摂取量を推定して塩分制限が適切であるか評価します。
降圧治療を開始する場合は、年齢・合併症などから適切な降圧剤を選択します。正常血圧まで急激に下げるのではなく、数ヶ月~半年ほどかけて降圧剤の追加・変更を行いながら最終的に目標値までの降圧を目指します。
血圧は季節によって変動することがありますし、年々お体の状態も変わりますので降圧剤の量・種類を適宜変更・調整して目標の血圧を保ちます。心臓や腎臓への影響が出ていないか、定期的な検査で評価することも大切です。
高血圧の治療は心血管合併症を予防することが目的ですので、同じく心血管合併症の危険因子になるような脂質異常症・糖尿病・喫煙などの要因も合わせて是正していくことが重要です。
こちらもご覧下さい「高血圧症」
降圧剤を服用しているが血圧が下がらないという方
運動・減量・減塩をしっかりとすることが降圧治療の基本ですが、仕事が忙しくなかなか難しいという方もおられるかと思います。いずれ年齢的に余裕がでれば運動療法・食事療法により力を入れていただきたいと思いますが、生活習慣の改善のみでは不十分な場合は、降圧剤を調整して血圧を下げていきます。その際も、主治医・患者さんがともに130/80mmHg未満(家庭血圧で125/75mmHg未満)まで下げたいと明確に意識して投薬調整すれば、降圧目標に達しないことは稀です。
血圧が下がらないという方では、数年来投薬内容が同じであったり、高めの血圧が続くことで心臓肥大・尿蛋白・腎機能低下があるなど、治療内容や合併症の評価が不十分な状況であることも多いです。体の状態は年々変化しますし、1年の中でも季節によって血圧は変動しますので、降圧剤は必ずしも「自分にあった薬をずっと飲む」のではなく、適宜増減・変更をして調整するものだと考えていただければと思います。
コレステロールが高い(脂質異常症)
脂質異常症自体は内分泌代謝領域の疾患ですが、脂質異常症はそれ自体(コレステロールの数値自体)よりもむしろ、脂質異常症がもたらす心血管合併症(脳梗塞・心筋梗塞など)が重要なため、動脈硬化や心血管合併症の評価ができる循環器内科の受診を指示されます。
高LDLコレステロール血症は遺伝性疾患の場合を除けば、スタチンと呼ばれるお薬を飲めばほぼ間違いなく改善しますが、それだけでよいのでしょうか。高脂血症治療の目標は数値を下げること自体では無く、「数値を下げることで将来の心血管合併症を予防する」ことですので、短絡的にスタチンを処方するだけではなく、頸動脈エコー検査や心電図検査などの定期的な検査を行い合併症の状態を把握することが大切です。
こちらもご覧下さい「脂質異常症」
胸痛・胸が痛い
胸が痛くなる循環器疾患としては、心筋虚血に由来するもの(心筋梗塞・狭心症・大動脈弁狭窄症など)・大動脈疾患(大動脈解離・大動脈瘤)・心膜疾患(心膜炎)などがあります。それぞれ特徴的とされる症状(胸痛がでる状況や胸痛の性状・持続時間など)がありますが、非典型的な症状である場合も多々ありますので、「いつもとは違う」と感じた場合は受診し、診察・心電図検査・心エコー検査などを受けて下さい。
病院の循環器内科を紹介受診される患者さんは、初診された医療機関で心電図検査などを受けた上で紹介されることが多いため循環器疾患の頻度が高いです。一方、当院のような地域のかかりつけ医療機関は患者さんが症状を自覚してから始めに受診されることが多いため、循環器疾患の他にも、呼吸器疾患・消化器疾患・神経痛や非特異的な症状であることも多々ありますが、緊急性の高い疾患から鑑別することが大切ですので、まずは心電図検査などを受けにご来院ください。
動悸がする
動悸がする・脈が飛ぶ・脈が乱れるといった症状があるときは、循環器内科を受診して心電図検査を受けましょう。
不整脈が持続する状態(持続性心房細動など)であれば受診時の心電図ですぐに診断がつきますが、発作性の不整脈(発作性上室性頻拍・発作性心房細動など)では不整脈が出ていないときの心拍は正常ですので、初診時には診断できない場合があります。
その場合も、洞調律(正常な心拍)の心電図で特徴的な波形を認めたり、発作性心房細動では高血圧などの基礎疾患や心エコー検査で左心房の拡大・僧帽弁膜症などの器質的異常を認めることで、不整脈の種類が推測できることもあります。また、心電図や心エコー検査で心筋症が疑われる場合は、非持続性心室頻拍などの重要な不整脈が隠れている場合もあります。
期外収縮(心房性・心室性)は規則正しい正常の心拍(洞調律)の中に、リズムの異なる脈(期外収縮)が混ざることで患者さんによっては「ドクッ」とした拍動を感じたり、「脈の飛び」を感じたりするもので、病院の循環器内科外来に比べて、当院のようなかかりつけ医では受診される頻度が高いものです。これも心電図を記録しているときに期外収縮が出ないと診断できない場合があります。自覚症状からも推測はできますが、心電図を数分間記録したり、ホルター心電図(24時間もしくは数日間の心電図記録)を行って診断します。ストレス・疲労などで頻度が増えたり期外収縮の存在を自覚しやすくなる場合もあり、患者さんにとっては大変苦痛な症状であることも多々ありますが、心エコー検査を行って心機能低下など器質的異常がないことを確認できれば基本的に心配のない不整脈です。
息切れ・労作時の呼吸苦・夜間就寝時の呼吸苦
息切れは急性・慢性心不全の重要な症状です。初めは長い階段を上る・登り坂を歩くなどの一定上の労作時に息切れを自覚しますが、進行すると家庭内での日常生活の活動でも息切れがしたり、夜に横になって寝ようとすると息が苦しく座ってしまう起座呼吸という症状を認めるようになります。起座呼吸はうっ血性心不全が疑われる危険な状態ですので、症状によっては救急要請するか、翌朝には必ず循環器内科を受診してください。
息切れ症状は貧血や甲状腺機能亢進症などによる場合もありますが、循環器疾患・呼吸器疾患の鑑別が必要です。病歴の確認・診察・酸素飽和度(SpO2)の測定・胸部レントゲン・胸部CT検査・心エコー検査などを行って緊急性のある病態をまず鑑別する必要があります。心不全では心不全マーカー(BNP)、肺血栓塞栓症が疑われる場合は血栓マーカー(D-dimer)も診断の参考になりますが、当院ではこれらも院内検査で10分程度で検査可能です。
むくみ・浮腫
浮腫(むくみ)は循環器疾患・腎臓疾患の重要な症状で、主にまぶたのむくみ(眼瞼浮腫)や、下腿浮腫(脛(スネ)の骨があるところを押さえると、指の後が残る)を左右対称に認めます。胸部レントゲン・心電図・心エコー検査で心臓病を、検尿検査・採血検査(腎機能)で腎臓病を鑑別します。
左右の片側だけに強いむくみがある場合は、血栓症(下肢深部静脈血栓症)や鼠径部・骨盤内腫瘤(リンパ腫や巨大子宮筋腫などによる静脈の圧迫)が原因のことがあり、血栓マーカー(D-dimer)・下肢静脈エコー・腹部CT検査などを行って鑑別します。
心疾患・腎疾患や、上記のような片側性浮腫の原因の他に、甲状腺機能低下症や薬剤性(降圧剤のうちカルシウム拮抗薬)の可能性も検討します。女性で朝よりも夕方にかけてむくみが強くなる方では下肢静脈機能不全症の頻度が高いです。
寝ているときのいびき・呼吸が止まる
睡眠時無呼吸症候群は夜間就寝中に無呼吸・低呼吸を繰り返すもので、そのたびに血液中の酸素飽和度が大きく低下して心臓などの臓器への酸素供給が低下するため、心血管疾患の重要な危険因子です。また、心疾患がある患者さんで合併されてる頻度も高く、循環器内科によって重要な疾患です。
疑わし症状がある場合は、簡易PSG(ポリソムノグラフィー)検査を行う検査機器を貸し出し、ご自宅で夜間お休みになるときに検査をしていただきます。精密PSG検査が必要な場合は、提携会社から検査機器を貸し出しご自宅で検査をしていただいたり、専門病院へご紹介して1泊入院して検査をしていただきます。重症の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、ご自宅でのCPAP治療を保険適応で受けることができます。
循環器内科を受診すべき症状
こんな症状はありませんか?
循環器疾患の可能性がある症状です
- 胸が苦しい、胸が締め付けられる
- 突然の強い背部痛
- ドキドキする、動悸がする、脈が跳ぶ
- 脈が遅い、フーッと意識を失いそうになる
- 足がむくむ、歩くと息が切れる
- 歩くと足がしびれる 痛くなる
- 血圧が高い 頭痛がする
循環器内科を受診すべき検査異常
こんな異常を指摘されていませんか?
一度きちんと確認しましょう
- 血圧が高い
- コレステロール値が高い
- 心電図検査で異常あり
- 心雑音
- 心拡大?心臓肥大?
- 動脈硬化がある?
- 大動脈が大きい? 大動脈瘤?
循環器疾患のおすすめサイト
インターネット、テレビ、雑誌、書籍には様々な医療情報が溢れ便利な反面、医学的根拠に乏しい情報や、あなたにとって有意義とは限らない情報もあると思います。
各学会のホームページに一般の方へ向けた解説ページがあるのをご存じですか?とても分かりやすいものもたくさんありますので、是非参考になさってください。
より信頼できる情報を収集し、わからないことは受診して相談しましょう。
一般の方も参考にしやすいサイト
*循環器関連の指定難病(成人疾患の一例)
全身性アミロイドーシス
高安動脈炎
特発性拡張型心筋症
肥大型心筋症
拘束型心筋症
家族性高コレステロール血症
サルコイドーシス
肺動脈性肺高血圧症
慢性血栓塞栓性肺高血圧
循環器内科で行う検査
当院で実施可能な検査
下記の採血検査は必要時には、
院内機器で測定可能(15~20分で判明)
- 採血(心不全マーカー:BNP)
- 採血(心筋マーカー:トロポニン)
- 採血(肝機能・腎機能、血液ガス等)
下記検査は全て、院内で実施可能です
- 胸部レントゲン
- 心電図(12誘導心電図)
- 24時間心電図(ホルター心電図)
- 心臓超音波検査(心エコー)
- 頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)
- 脈波図(CAVI-ABI)
- 胸腹部CT検査(単純CT検査)
- 呼吸機能検査
- 簡易PSG検査
病院で受けていただく検査
- 運動負荷心電図
- 冠動脈CT検査
- 心臓カテーテル検査
- 電気生理学的検査
- 心臓MRI検査
- 心臓シンチグラフィ
連携病院、ご希望の病院へご紹介します。
地域連携登録医療機関一覧
*正式名称の五十音順に記載させていただいております。
*必要時は以下に記載させていただいていない医療機関への紹介も行います。
- 大阪警察病院
- 大阪市立総合医療センター
- 大阪府済生会野江病院
- 大手前病院
- 関西医科大学附属病院
関西医科大学総合医療センター - 北野病院
- 松下記念病院
循環器内科かかりつけをお探しの方
かかりつけ医を探されている方、お気軽にお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせください。06−6955−6666月火水金 9:00-12:30 / 15:30-19:00, 土 9:00-13:00(休診:木・日祝/土曜午後)
Web予約・Web問診かかりつけ医を探されていますか?
循環器専門医として継続診療します。
- 高血圧症
- 慢性心不全
- 心臓弁膜症
- 心筋症
肥大型心筋症・拡張型心筋症など - 不整脈(心房細動など)
- 陳旧性心筋梗塞・狭心症
- 閉塞性下肢動脈硬化症(ASO)
- 慢性肺血栓塞栓症
- 睡眠時無呼吸症候群
カテーテル手術・心臓外科手術後
- 冠動脈ステント留置術後
- 冠動脈バイパス術後
- 大動脈ステントグラフト内挿術後
- 人工血管置換術後
- カテーテルアブレーション術後
- 下肢動脈ステント留置術後
在宅治療を行っている
- CPAP
- ASV
- 在宅酸素療法
診療時間・アクセス
診療時間
診療時間
午前 09:00〜12:30(12:00受付終了)
午後 15:30〜19:00(18:30受付終了)
土曜 09:00〜13:00(12:30受付終了)
休診日:木曜日、土曜日午後、日・祝日
*待合室は診療開始10分前に開錠
電話対応時間
平日 8:50~12:30/15:20~19:00
土曜 8:50~13:00
*木曜日は休診です
*電話対応は診療開始10分前から
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Osaka Metro 谷町線 関目高殿駅 北西スグ
地上階行きエレベータ地上出口前スグ
予約方法・事前Web問診
初診の方は事前予約をお勧めします。
予約方法(電話・Web・LINE)
事前Web問診のお願い
・Web問診で保険証を事前登録いただくと、ご来院時の受付が短時間で済みます。
・診察前の問診票記入が省略でき、診察がスムーズです。